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プロフィール
げん
げん
山形県鶴岡市生まれ。
札幌、東京と移り住み、放浪の旅をへて
東北回帰~ 奥羽越(えみしの国)を拠点
に危なっかしくも面白く生きます。

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2013年12月06日

買い本


このところ、月に一冊は本を買います。古本でも
ないことはないものもあるのですが、結局新品で
買っていますな




『未来の働き方を考えよう』 ちきりん 著   
                文芸春秋

これはこの夏から通い始めた、青葉山にある東北
大学工学部のブックカフェ(大学に通ってるんじ
ゃないよ、カフェだよ 爆)で見つけた。
わたしは結構、普通の人が踏み出しにくい無茶な
生き方を選びたがる傾向が昔から強くて、そのく
せ臆病というか、誰か先人のお墨付きというか、
応援を常に欲しがっていた気がする。
そんな節目節目に、わたしはよき本たちに出会っ
てきた。今どきは、啓蒙本とか人生指南本とかい
う(いわない?)のかも知れないが、全てに共通
するのは、巷にある「私はこれで○億稼げました」
とか「こうすれば上手く生きられる」とかいうも
のではなく、生き方の基本的な姿勢というか、覚
悟のようなものを明確にさせられるもので、結局、
必要なのはそれだけである。
30歳の時、まさに「会社を辞め」て、旅を始め
やりたい事をやって生きる、という節目に読んだ
岡本太郎の『自分の中に毒を持て』が忘れがたい
一冊。




おっと・・巨大な写真にてご登場いただいた
画家・岡本太郎は文章は苦手だったらしく、
実際は養女、事実上は妻女であった岡本敏子さん
による口述筆記だったようだが、
「本当はこっちが行きたい道なのだが、行ったら
ダメになってしまうんじゃないかと怖れる。だが、
ダメになってもいいじゃないか。むしろ、ダメに
なった方が面白いんだ。」
というような一文があって、これには衝撃を受け
た。人によっては、無責任な事を言うな、と思っ
て終わりかも知れないが、わたしは以来、事ある
毎にこの言葉を思い出し、心の支えにしている。
その後の愛読書も基本的に共通の主張を持ってい
て、本書もその例に洩れない。

「人生が有限だと宣告された時に生き方が変わる
のだとしたら、それまでの人生は、自分が本当に
望んでいる生き方ではなかったという事です。」

本当に生きる、とはどういう事か、それを自分の
アタマで考えさせてくれる本である。
ネット上のある書評で、著者ちきりんさん(かつ
てバリバリの国際的ビジネスウーマンだったらし
い)をビジネスウーマンのカリスマ?勝間和代氏
と比較していたのが、納得だった。第一線を離れ
て本名も学歴も経歴も明かさず、むしろそれら過
去と距離を置いた「尼」のような境地で人生哲学
を問う。しかも、「おちゃらけ社会派」と称し、
徹底的に親しみやすく、社会的弱者をも惹きつけ
て離さない。

「いろんなものに恵まれた人をうらやましく思う
事は誰にでもあります。でも、「コレだ!」と思
うものが見つけられたら、もはやあなたは人にう
らやましがられる立場です。みんなまさに、それ
を欲しがっているんです!」

ただ確かに、「働き方を変えて、ダメになったら
どうするんだ」という 爆 その辺のフォローは
ないのでやっぱり無責任だ!という人がいるかも
知れない。結局、成功者の戯言じゃあないか、と。
そういう人にはこの一冊!そのタイトルもズバリ




『貧乏するにも程がある』 長山靖生 著   
              光文社新書

これ、いわゆる新書というやつで、『さおだけ屋
は何故潰れないのか』とか『下流社会』とか『食
い逃げされてもバイトは雇うな』とか、一般的に
軽い読み物というか、結構いいかげんな事を書い
てるとか、そのうちどっか消えてるクズ本とかの
イメージがあると思うが(ない?)、故に大胆な
タイトルをつけたり、冒険的で自由な書き方がで
きたり、という利点もあるような気がする。本書
は、小説家、芸術家など「無茶な生き方」の多い
人々の実際の貧乏、そして破滅(!!)に迫り、
極めるべき生き方を考える。
所謂、「啓蒙本」は数多いが、正直ここまで「自
ら挑んだ人生」の果ての貧乏、破滅に真正面から
取り組んだ?本は珍しいと思う。そしてタイトル
から想像できるように、かなり笑いというか、ユ
ーモアに満ちている。

「何度も繰り返すが、『人気作家になって大儲け』
という考え方には、根本的に欠陥があるのであり、
最初から『どうやって貧乏のまま生き続けるか』
をこそ、考えねばならない。」

「日本に亡命中の孫文は、命の危険にさらされて
いただけでなく、経済的にも相当に悲惨な日々を
送っていた。それでも彼は、困窮した革命同志の
家族から『どうか主人に、革命運動から身を引く
ように諭して下さい』と頼まれた時、『大丈夫。
私の家族はもっと貧乏しています』と答えたとい
う。なにが大丈夫なんだ。」

と、こんな調子である。独特のボヤキ風語り口で、
時にまとまりがなく「結局、何が言いたいの?」
という場面もあるのが新書らしいところだが、
「それでも君が作家・芸術家を目指すなら」とい
う、大いなる声援の書であり、この苦難の時代を
生きる全ての人をも勇気づける一冊でもあるのだ。
今は書店にて新品ではほとんど入手不能だが、実
はこの本、大抵の新書が古本で見つかるのに対し、
めったに見つけられない幻の書でもある(爆)わ
たしが実際、あちこち探してようやくボロボロの
一冊を見つけ出したのだから間違いない。やはり
この強烈なタイトルが多くの人を引きつけ、また
手放す人が少ない程に愛着を持たれている事を意
味していよう(いないか?笑)。

ちなみに最近買ったのは、一番始めの一冊だけで
した。


  


Posted by げん at 19:21Comments(0)えみし気になる世界

2013年12月06日

なんと~♪12月である~♪





実家から送ってもらっていた十数個の庄内柿
今年も無事、最後の一個まで完食。
この秋も終わりだな と思います。

この秋はとうとう旅にも行かず。
本当に、特にFacebookに載せるような出来事
もなく
(ああ、楽天パレードとかは行ったけど)
ただただ原稿を書き 時にはバイトして 笑
そいでたまには音楽仲間と賑やかにやらかし
しかしそれだけで、妙に楽しい秋でした。
  


Posted by げん at 15:50Comments(0)えみし普通の日記