2014年10月02日
10月 なんと 10月
わたしにとって最も個人的に忙しく重要な9月が
SLとともに駆け抜け、今年も10月がやってきた。
しかし今度の10月は、これまでと違う。
11月はじめの、東京行きが控えているからだ。
2年にわたって、書いてきた話をいよいよ終盤へ
もっていかねばならないので、あらためて仙台の
2つの図書館から資料を調達する。
やはり今回の話は、仙台在住でなければ書けな
いものだった。いかに駄作でも、誰ひとり読んで
くれてなどいなくても、それだけは確かだ。
久々の立ち読みにて手に取りましたは
『地方消滅』 『2つのケルト』
(出版社など、詳細は忘れた・・)
東京は、人間を吸収し消費していくブラックホール、
と『地方消滅』。わたしも、寄稿している新聞に、
同じような事を書いている。
近年は、出て行って戻ってこない若者がまた増え
ている という。
わたしが今回「上京」するのも、仙台にはわたしが
必要とする、あるものが欠けているからに他ならな
い。それを、少なくとも東京から引き抜いて、仙台
なり盛岡なりに持ってくる事。それをしない限り、
わたしも、他のたくさんの東北人も、本来の旅目的
以上に東京へ向かわざるを得ないだろう。
『2つのケルト』 海外に出て故郷アイルランドへの
想いに目覚めた劇作家ジョン・ミリントン・シング。
わたしもまた、時間はかかりながらも通じる道を
歩んでいたいと望む。高望みであろうとも、同じ
希望をこの地の若い奴らどもにも!