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プロフィール
げん
げん
山形県鶴岡市生まれ。
札幌、東京と移り住み、放浪の旅をへて
東北回帰~ 奥羽越(えみしの国)を拠点
に危なっかしくも面白く生きます。

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2016年03月17日

またもコミック新刊ラッシュが・・


さて、3月といえば・・・旅 である。

どんなにカネがなくとも、なんとか2ヶ月に一度はどこかへ
旅をする というか、したいのである。

例年だと、3月か5月、どちらかは岩手になる。
在住県の隣県であるので、気軽・手軽という事もいえるのだが、
それ以上に、全国・・というより全世界で最も愛する土地、という
のが大きい。じゃあ、なぜ住まないのか?
ってその話はよせ。長くなるから

ともかくも、岩手へ行ってきた。
今回は、宮古~盛岡~遠野 という道筋だ。
さて・・語るべき事は多い。どういう切り口で始めるか?

そうだな・・・・・コミックからいこう 爆

おなじみもおなじみ、盛岡の名書店「さわや書店」で
やっぱり見つけてしまう面白い本
というか、なんとこのコミックの新刊が出てまして



岩手県一関市在住の女性漫画家による作品。
実は3巻でいったん、完結していたのだが、このたび今一度の
復活となった(同時になぜか「ベスト収録版」も出てる)
岩手県内の新聞記者が岩手県内を取材しまくるという、基本
岩手探索というか岩手紹介ともいうべき作品なのだが、
2巻めが出る前に震災があり、内容柄もあって3巻からは
震災後の岩手の人々の姿を描写するようになった。
今回の復活では、震災5年後の岩手各地に取材し、新たな
4つのエピソードを起こした。単なる地域紹介ではなく、
どれもよく練られたドラマで、取材のリアリティに満ちているが
深刻すぎず、ユーモアを欠かさず人情味があるのがいい。

作者は『コミックいわて』常連作家でもあり、連載中?の
岩手の英雄・アテルイを扱った『キリコ、閉じます!』と
『ゴーガイ』をコラボした短編が巻末にある。

もう一本 こちらは旅の間に刊行されて、帰宅後に仙台で入手。



以前に紹介したが、青森県弘前市在住の漫画家による、
弘前市が舞台の作品 その4巻めである。

おどろくべき事に、この春アニメ化(!!!)されて全国放送・・・
との事。なんてこった いつの間に、そんな認知されてたんだ

横浜から、青森の親戚の家へやってきて、
居候しながら、魔女修行する少女のおはなし。
『魔女の○急便』かとツッコみたくなるが、まるで違う。
青森にはホウキではなく交通機関で来るし、ホウキは
ホームセンターで買う。なぜ東北で魔女修行かというと、
東北は日本で一番魔女が多く、魔法を育むのに優れた
風土である、との事。なんとステキな設定だろうか。

実は一巻めからのつきあいだが、はじめのうちは絵がヘタで、
話もゆるいというかたどたどしくて、そこがまたいい味出してた
のだが、すっかりこの人、いい絵を描くようになりました(えらそう

後半は、二人の魔女がナイト・ドライブで、津軽の海・鯵ヶ沢へ。
ここで、奇妙なキモカワイイ?生き物というか、精霊のような存在
に出会うのだが、これを魔女は「カチーナの一種」と言う。
カチーナ・・って何だ?とわたしは正直、思った。
調べると、アメリカ先住民のとある部族が語ってきた精霊の事で、
正しくは「カチナ」というらしい。
なぜ、アメリカの精霊の呼び名が、敢えて使われたか・・
なにか、ゲームか何かの分野で、既にみんな知っているという事
だろうか。この作品には、のっけから『ハリー・ポッター』にも登場
した奇怪な植物「マンドレイク」が出てきたり、魔術関係は割りと
東西垣根なく取り込んで、いい意味での自由さ、いいかげんさが
あると思う。とにかく、こういう作品が、東北から発信されている
事が、何より嬉しく、頼もしく思えて仕方ない。

それにしても、この3月はわたしにとっての、コミックラッシュだ。
旅の間に、『ヘルク』の新刊も出たし、明後日にはあの
『ゴールデンカムイ』も出る。ほんとに、マンガばかり読んでるなー





  


Posted by げん at 00:42Comments(2)えみし気になる世界