2011年03月30日
お先にスコットランド・・・
なんと・・・故・萱野茂さんがスコットランドを旅していた!!
http://www.youtube.com/watch?v=N2FjkJluZTU
放送は2001年 とすると行かれたのは2000年頃?
わたしが行ったのが2002年だから ほとんど同時代
わたしは東北人のアイデンティティを補強(爆)するためにも
行ったのだが、萱野さんもまた、アイヌ民族のために尽力し
たスコットランド人・マンロー博士の足跡を訪ねてやってきて
そこにアイヌと同じようにかつて隣国に支配され言葉も文化
も奪われたスコットランドの真の姿を見たのだった。
Posted by げん at 18:19│Comments(2)
│えみし気になる世界
この記事へのコメント
興味深いですね。萱野さんあんなに活躍してて、まだまだやるぞって仰ってるのが凄い。思えば、自分がアイヌ文化に関心を持ったのも、二風谷に行ったのも、萱野さんの力あってのことなんだな。
和人の僕としては、アイルランド育ちの小泉八雲の言葉には同様の有り難さを感じます。和人の場合、外からでなく内から侵略されてきたようなものですが。八雲はアイルランドではナショナリストでもなんでもなかったと思うんですが、失われつつある生活の匂いのようなものを慈しむ視線というのは、やっぱりアイルランドで過ごした少年時代に培われたんじゃないかと憶測してます。
番組の中で、少数民族同志で連帯感を感じるというところにはぐっときますね。ジャガイモ飢饉のときアイルランドに多額の寄付をしたチョクトーの族長が「私たちは飢えがどういうものか知っている」から寄付をしたのだと説明したそうですが、故郷を捨てて苦しい旅を強いられたチョクトーの人びとがどんな気持ちでアイルランドを支援しようと決意したのかと思うと切なくなります。
文化財を仕事にする身として、他者を知り敬うことで自らも誇りを持って生きることができるというのが、歴史や人類学の存在意義だと考えてます。系統関係や因果関係を云々するだけでは自己満足。遠い人びとの人生をあたたかみのある表現で伝えることが出来ればと。
和人の僕としては、アイルランド育ちの小泉八雲の言葉には同様の有り難さを感じます。和人の場合、外からでなく内から侵略されてきたようなものですが。八雲はアイルランドではナショナリストでもなんでもなかったと思うんですが、失われつつある生活の匂いのようなものを慈しむ視線というのは、やっぱりアイルランドで過ごした少年時代に培われたんじゃないかと憶測してます。
番組の中で、少数民族同志で連帯感を感じるというところにはぐっときますね。ジャガイモ飢饉のときアイルランドに多額の寄付をしたチョクトーの族長が「私たちは飢えがどういうものか知っている」から寄付をしたのだと説明したそうですが、故郷を捨てて苦しい旅を強いられたチョクトーの人びとがどんな気持ちでアイルランドを支援しようと決意したのかと思うと切なくなります。
文化財を仕事にする身として、他者を知り敬うことで自らも誇りを持って生きることができるというのが、歴史や人類学の存在意義だと考えてます。系統関係や因果関係を云々するだけでは自己満足。遠い人びとの人生をあたたかみのある表現で伝えることが出来ればと。
Posted by 村田 at 2011年03月31日 20:13
わたしもアイヌ文化に傾倒したきっかけは
萱野茂さんでした。20年も昔ですが、札幌
に住んでいた頃、ある予備校で萱野さんの
ビデオ講座を希望者が見る事ができたんで
す 受験に関係ないように思えますが、大学
に受かるよりこういう事を知るほうが(道民に
は特に)大事だ、と考えたのかどうか だとし
たらエライ学校です
現にわたしは受験は落ちましたが(爆)アイヌ
民族の事は東京に出たあとも忘れられず、
今に至る世界観・人間観の礎になっていると
思っています。
萱野茂さんでした。20年も昔ですが、札幌
に住んでいた頃、ある予備校で萱野さんの
ビデオ講座を希望者が見る事ができたんで
す 受験に関係ないように思えますが、大学
に受かるよりこういう事を知るほうが(道民に
は特に)大事だ、と考えたのかどうか だとし
たらエライ学校です
現にわたしは受験は落ちましたが(爆)アイヌ
民族の事は東京に出たあとも忘れられず、
今に至る世界観・人間観の礎になっていると
思っています。
Posted by げん at 2011年04月02日 17:42