2011年06月26日
奥羽越の首都
6月26日(日)
平泉が「世界遺産」に認定されたという。
世界遺産、の肩書き自体はともかく
いままで平泉が国内・海外ともに正当に評価されてこなかった
それが問題だと思っていたから、素直に、祝いたい。
しかし、ご存知だろうか 不思議なことだが、平泉周辺は
より南の仙台市周辺よりも放射能汚染を強く受けている。
原発爆発の当時、仙台は西の山脈からの風に守られて
距離の近さにしては奇跡的なほど強い汚染から免れた。
平泉はかつてほぼ全体を統治下に置いた東北における
空前の大災害とひきかえのようにして、今回の栄誉を得た
複雑な想いである。
平泉は、東北人にとっての古都。こころの中の「首都」である
なんちゃって・・・そんな風に認識する人は少ないだろうな
でも、本来はそうであるべき場所なのだ
東北が、ひとつになった唯一の時代の中心都市。
東北人自身で、東北人に合った政治をすすめた都市。
藤原清衡が、戦死者敵味方差別なく 草木や虫に至るまで
供養し 本当の平和のために0から作り出した都市。
ここに光が当てられる事が、東北の再生の何らかの力になれ
ばいいのだが と思う。
Posted by げん at 23:07│Comments(0)
│えみし普通の日記