2012年02月01日
そういえば北海道
1月31日(火)
殺人的な寒さが痛い今日この頃である。
年末は東京行ったり水戸行ったり随分贅沢?したので
この年明けは仙台でおとなしく 笑 過ごしている。
とはいえ、音楽イベントも多いし、昨年末からまたひとつ
興味深い「東北の今後を語り動き出す」会のようなものが
発足 今までとはまた違ったスリリングな一年になりそう
な気がしている。
ところで、昨年・秋の旅のはなしが未完(爆
もう今ではオートバイで走れるような状態ではないだろう
北海道東部 旅はそこから再開です。
↑前方からバケモノ雲 押し迫る!!
10月3日(月)
網走を思い切って、出発した。いま、上士幌のナイタイ高原
牧場、レストハウス内。
昨朝は、午後にも天候が崩れる事を覚悟しながら、久々の
晴天のもと、同じく呼人浦にキャンプしていたご高齢の原付
旅コンビ(出身が奈良・沖縄という組み合わせ)に別れを告
げ、走り出す。
目前、各方向から迫る、おそらく「百年に一度」とかいう大寒
気がもたらす白い大雲群に向かって走る。もちろん、当初の
予定だった北海道中央部の山脈行きはあきらめ、一番安全
と思われる帯広平野をあらためて目指す。ひたすら南下。
しかし、意外に雨には至らず。途中、ガソリンスタンドがこの
先、帯広平野までない!と気づき、今回は行く予定のなかっ
た 阿寒(あかん) に立ち寄る事に。すると、かえって快晴に。
阿寒はマリモの群生する阿寒湖と、白老 二風谷と並ぶ、
アイヌ民族の拠点として知られている。随分前に、この町の
木彫り作家・藤戸幸次さんに世話になった事でこことの縁が
できたが、2002年の猛暑の夏 アイヌなのに静岡県に移住
していて暑さのため亡くなってしまった事を書いた。
それ以来、この町もなかなか来る機会がないだろうと思ってい
たが・・・せっかくなので、民芸店街を歩き幸次さんの面影を
さがす。
阿寒から足寄(あしょろ)への長い長い道へ入ると、少し降られ
たものの、びっくりするくらいに天気は回復。今回の旅2度目と
なる足寄の「寶龍」でまた味噌ラーメンと、ギョウザまで食べて
しまう 笑
さて、この日実はまた池田町のライダーハウス「一福」に厄介
になろうと思っていたのだが、TELしたらなんと!
「ワイン祭なので非常に混んでて、お泊りなれません」
あれっ・・そうなんだ 仕方ないので、帯広平野・北の果ての
『上士幌(かみしほろ)航空公園キャンプ場』を目指す。
7月に開催される熱気球フェスティバルで有名な所なのだが、
わたしは未だに見たことがない。
4年以上来ておらず、平原の中にもかかわらず見つけにくかっ
た。見つけた時には既に日没 とにかく寒い。風も強い。
その時・・・一台の車が。キャンプ場の、受付だという女性が、
「利用されるんですか?今夜寒いですので避難所使って下さ
い」
という。自然災害時などに逃げ込むプレハブ小屋があるのだ。
さすがは有料化したキャンプ場 笑 しかし深く感謝!
ところが、わたしより前にもう1人、旅のライダーが来ていて、
今日はあと来ないだろうと思って小屋のカギをその人に渡して
しまっていた。その旅人さん、ここから数キロ離れた風呂や食
堂に行ってる模様。受付さん、わざわざ探しに行って、わたしを
同室に入れていいか、聞いてきて下さった(親切だなあ・・・
あとになって、帰ってきたライダーさんは森下さんといって、同
世代と思われる、大阪からの人。とてもいい人だった。
Posted by げん at 00:32│Comments(0)
│えみし旅を想う