2012年10月14日
日記より 遠野・岩手行き 2
結局、9時過ぎる頃には宮城県北部・栗原へ。
ここの国道4号沿いの獣医に駆け込むも
「うちは犬と猫だけだから。そこをずっと行った所
の、中央病院そばにあるクリニックなら、鳥も診れ
ると思う。」
との事。で、そこに向かうと厳しい感じの女医さん
「うちも基本的に犬と猫だけ。鳥の専門家は仙台に
もいなくて、東京に数人いる程度です。だからでき
る事は限られますが・・・」
医院に入る(浜松でも、院内には入らなかった)
ハトを診察台にあげ、私が手袋をはめて、ハトを押
さえつけるよう言われる(助手さんらしき女性、1人
いるんだけどね・・)どうも骨とか折れてはいなく
て、抗生物質だけ打って
「うちでは預かれませんが、御代は頂きません。あと
は元いた所に放鳥してもいいし、元気になるまで世話
してもいいでしょう。」
との事・・・しかし、さすがにその辺にほっとける状
態にも見えないので、結局それ以後も旅の道連れに(爆
流鏑馬は間に合わないだろうが、何故かそれは構わない
気がした。
平泉で国4から抜けて高館橋を渡る(この時、橋の下の
田んぼの上に、「地上絵」発見!)
束稲山(たばしねやま)麓の道路を走っていくが、この
途中でなんと、ハトが袋を破って転落!するも、見ると
路上にやはりちょこんと座っていたりする 笑
何となく、血気が戻ってきたか。私からもちゃんと逃げ
ようとするし。
再び乗せたハトを気にしいしい、北上山地に入り、遠野
への道を行く。やはりここの風景は最高。
12:30はとっくに過ぎて、市街に着いたのは13時も過ぎ。
まずはやはり白幡神社さんにお参りし、八幡宮さんに向
かう。
流鏑馬は終わっていて、何組かの郷土芸能団体が「馬場
巡り」している様子。境内、なかなかの賑わい。
社殿近くの高台の草むらに、ハトを放してみる。
・・・が、じっとしていて全然元気ではない。こりゃダ
メかな、と思い また抱え直して、芸能を見に人込みの
中に入る。すると、仙台からの同志・岩谷さん発見!
「いや~流鏑馬は見逃しました。実は・・・」
と言ってハトを見せると、岩谷さん
「うわ~!しかし、げんさんらしいね」
少しして、また放してみる。しばし芸能を見て、目をハ
トに戻すと・・・なんと!!
遠野の子供たち6,7人に囲まれているではないか!!
ハト、子供らにもみくちゃにされる(爆)
私はさりげなく割って入り、いろいろ彼らに聞いてみる。
「誰かんちで、鳥飼ってない?」
「学校で何か育ててない?」
押し付ける気満々だが(笑)小さな子供たちで、なかな
か期待するのは難しいみたい。しかし、いい子たちだ
「どうする?」「どこへ連れてく?」
やがて私が
「とりあえず、神様のとこまで連れてってみるか・・」
と諦めの心中でハトを抱える。何か考えがあった訳でも
ないのだが・・・子供らと石段を登っていく。すると・・
何と、ここでまた思いがけぬ事が!!
つづく
Posted by げん at 17:07│Comments(0)
│えみし普通の日記