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プロフィール
げん
げん
山形県鶴岡市生まれ。
札幌、東京と移り住み、放浪の旅をへて
東北回帰~ 奥羽越(えみしの国)を拠点
に危なっかしくも面白く生きます。

2014年12月23日

『NO NUKE』デモの現場へ行く


今回の東京行きの話のシメとして、脱原発
を叫ぶ現場に赴いた事を書き留める。
一度、是非とも足を運びたいと願っていた
場であった。

その話をすると、さるさんがもしよければ、と
案内をかって出てくれた。その現場とは、
一般都民もむやみに足を踏み入れないよう
な、閑散というか、殺伐とさえして見える、
永田町という官庁街。しかも、陽が沈んだ頃
の開始である。福島での原発災禍から3年
以上が経つ今も、毎週金曜に開催されて
いる事で知られるが、ほとんど報道はされて
いない。

『NO NUKE』デモの現場へ行く

以前さるさんも参加した事があったが、シュ
プレヒコールの過激さ、乱暴さなどが気になり、
足が遠のいてしまったようだ。
そういえば、どこかの新聞に載った記事で、
このデモの過激な「叫び」の件が批判され
ていた。運動家の
「とにかく何か行動をしなければ。続けなけ
れば」
というような発言が、
「もはや本来の目的はそっちのけ。デモと
いうパフォーマンス自体が目的になっている」
という批判に晒されていたように記憶する。

だから、「反原発なんて、くだらない」と一笑で
片付けたいのか。それとも
「もっと、別のやり方が必要だ」と憂うのか。

確かなのは、あの時から、年月が経過していて、
政府が「時間が解決する」とでもいうように
発電所再稼動を推し進め、人々の怒り、焦り、
憤りが高まっているという事だ。そのどうしようも
ない無力感を振り切ろうとする余りに、「叫び」
には過激さが増してしまうのかも知れない。

そういう、人の心を推し量るべきではないのか・・
いま、こうした、必死で行動する人間を、ネット上
で さらりと一言批判して終わり、で何になるのか。
両者の間には、本当に断絶があって、本当に
理解し合えないのか。俺たちに、便利なツール
はあるが 議論の場を作ろうという意志はあるか。

この日の永田町行きは、飲み客で溢れかえる
新橋駅から、歩いていってみたのだ。
予想はしていたが、やはり永田町では舞台が
閉塞的すぎるように感じた。まるで政治の中枢
がそのような場所であるのをいい事に、政治の
トップに声を届けに行っているつもりの人々を、
逆にデモという行動の強みであるはずの、
「市民に波及させる」「市民を巻き込む」
という効果が全く発揮できぬようにし、隔離状
態に陥れようという、「敵の思う壺」にはまり込
んでいるような印象にさえなっているのだ。
「街」に戻ろう。生きている、都市の中に。

『NO NUKE』デモの現場へ行く

帰り道さるさんが、ピーター・バラカンさんが
彼のラジオ番組で、さるさんの、原発に対す
る想いを託した投書を読んでくれた事を話し
てくれた。その番組も、いまはないという。
ご主人がこうした運動に足を運ぶのを心配な
さるようなので、さるさんこの日は内緒で来て
くれた。このblogでも名前は伏せた方がいい
かと思ったが、それは不要と許して下さった。
今回の東京旅は、つくづくさるさんの存在あっ
ての実りあるものであった。
重ね重ね、さるさんありがとう!と言いたい。







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この記事へのコメント
げんさん、こんにちは。

記事は拝見していたのですがコメントが遅れに遅れてごめんなさい。

その節は博物館にご一緒させていただきありがとうございました。
博物館で取り扱うジャンルって、ずいぶんと幅広いものなんですね^^

江戸時代の女性のミイラ、
まるで何かに寄りかかってうたた寝したまま朽ち果てたような姿はあまりにリアルで、ちょっと衝撃でした。
剥製や標本にはしゃいでいた子どもたちも突然そこで死と向き合わされて、息を飲んで眺めていたように見えました。

展示物と全く関係ない、お酒やモンゴメリの話やら、「芭蕉の辻…」の今後の展開などもうかがえて楽しかったです。

サリーとも遊んでいただきありがとうございました。

デモにも、久しぶりに行く機会が持てて良かったです。
左とか右とか関係なく、形にもとらわれずNOという意思を表明することで脱原発への一助となると思い参加していましたが、
げんさんが記事に書いてくださったような理由からご無沙汰しておりました。
今でも参加に意義があるという気持ちは変わらないので、
繁忙期が終わり落ち着いたら行ってみるつもりです。

他にも普段から地味なアプローチを試みておりますが、
バラカンさんへの投書は、ただお礼のメイルをしただけのつもりだったので思いがけない贈り物でした。
おかげで押し黙ってる自分にサヨナラできました。

開放したことで失ったものもあり、少々さみしくなって時々尻込みしながらも、
一緒にデモに言ってくださるげんさんや、
バラカンさんのラジオや、
共鳴できる皆さんがいるからね^^

でもきっといつか流れが変わると・・・信じます。

ネットの調子があまり良くないのですね。
げんさんがおっしゃるように、気まぐれにつながったときと気まぐれに書いた時が合致したら上げるというのもいいかもしれませんね^^
かく言う私のブログは接続は良好なのですが珍しく更新しないまま1ヶ月以上経過しておる状態です・・・。
嵐が過ぎるまで今しばらくスポンサーリンクにお任せするといたします。

良いお年をお迎えくださいませ。
おさるは冴えない変わり者ではございますが、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます(m_ _m)

追伸~経産省前テントの写真、モノクロだとまるで昔の写真みたいですね^^
Posted by さる at 2014年12月27日 17:14
さるさん
ここ数日は、ネット調子悪くないようです^^
コメントの事は気になさらずとも!読んで頂けるだけで充分だったのです!!
(でもコメントいただけるって、うれしい!爆)

TRAD♀さんが「おさるさん、大変だったと思うよ~(わたしにつきあわされて)笑」といつものツッコミをくれたので
「そうかなあ そうだよなあ」と内心落ち込んでおりました 爆 けれど、不思議と今回の東京行きは、さるさんと歩く事こそ定められた道だった というか・・パズルがはまったというか(謎)とても自然な、心地いい流れの旅だった、という気がします。

さるさんも、よいお年をお迎え下さい
これからもマイペース同士、ペースが合いました時には また是非ご一緒しませう!!
Posted by げんげん at 2014年12月28日 19:30
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