2015年10月11日
シネマライズ 閉館 その1
一体、なにが 真髄 だったのか・・・
それはさておき
今日、仙台パルコ付近を久々歩いていたら、
横浜に住む、むかしの映写技師仲間(♀)から
メールが来て、
「ライズが閉まる」
と知らされた。
奇しくも、シネマライズとは、渋谷の有名な
パルコ1号店のすぐそばにある映画館。
これも知らなかったが、この偉大なる始まりの
パルコも、取り壊されリニューアルされるという。
その煽り?もあっての、劇場閉館という事らしい
渋谷の街はいま、激動の時を迎えているのだ。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1510/10/news023.html
1996年 若き日の奥羽越現像、何とか映画
業界に潜り込みたいと奮闘するも叶わず、ならば
せめて映画機械に触れる仕事を、と東京中の
映画館に電話をかけまくり
「映写技師の仕事ありませんか!?」
と掛け合って、ただひとつ拾ってくれたのが、
このシネマライズだった。
シネマライズはもともと、地下にミニシアター、
2Fに大手作品用の大劇場の2館体制だった
が、一時、メジャー館は閉めていたのを、
2Fもミニシアター(でかいけど)として開放し
ようとしていた。なので、ちょうど映写技師を
増やそうというタイミングだったのだ。
しかし、ファッションのふぁの字も知らない、
ど級田舎者のわたしにしては、かなり大それた、
不釣合いな職場だったと言えるかも知れない。
日本における映画史上、非常に重要な時期と
いえる、「ミニシアターの時代」を起こし、作り上
げた偉大なる映画館のひとつ それがこの
シネマライズだった。
特に、過激な愛のかたちとか、ドラッグとか、
犯罪、絵画とか音楽とか、戦争、民族・・・
とにかく予定調和を常にひっくりかえそうという
その姿勢が、選び抜かれた作品群に表れていた。
「渋谷から発信する映画で社会を変える!」
ぐらいの、挑戦的な勢いがあった。
・・・くたびれた 爆 つづく