2015年11月08日
お菓子ものがたり
明がらす が美味い(ひさびさのぼやぼや写真失礼します)
これまで、わたしにとって遠野の菓子といえば、
「松焼 まつやき」
だった。これは、あまりめじゃ~ではないかも知れない。
お土産用としても売っているが、松焼は地元のすーぱーで
普通にビニールトレイにラップして売ってる。
明がらすは、緑色あざやかな松焼に比べ、見た目が地味で
一見、あまり美味そうに見えない(^^)のだが、
オトナな味というか、一度その味わい深さがわかると、
止まらなくなる。甘さが実に上品なので何個でも食べられる。
今年の遠野まつりの際、地元でいつも世話になっているBar
のマスターが我々みんなにこの明がらすをひと箱ずつ下さった。
帰ってから、わたしも周りに分けたらいいのに、全部自分で
食ってしまった 爆 それくらい、今回ははまった。
今回、お返しにこちらも菓子折をと考えたが、仙台の菓子は
おそらく仲間らが持っていってるので、ここはひとつ、お郷の
山形や庄内の名物をさがして持って行こうと思い立った。
つまり、仙台にも山形の菓子がどこかに入ってきているだろう、
と踏んだわけである。なにしろ、岩手の「かもめの玉子」などは
当たり前に出回っている。山形がないわけは、ない。
ところが、探し歩いてみると、案外、これがない。
山形の菓子として、思いつくものは「だだちゃ豆なんとか」とか
「樹氷」とかの新参や流行ものを抜きにすれば、
@のし梅 @くぢら餅 などの内陸もの
@古鏡 @おきつねはん(正式には「きつねめん」か)
@とちの実かりんとう @ふうき豆 @からからせんべい
@とちもち といった庄内もの・・
あと@マロン って、庄内だけなのか?
それとケンミンなにがしで紹介された「おひな菓子」も庄内だけ
と知って意外だった。
とりあえず仙台中心部のいろいろなデパ地下を巡ったのだが、
ようやく見つけたのが、藤崎さんにて。
東北各地の、代表的な菓子を紹介しているコーナーがあって、
山形では前述の @のし梅 @古鏡 @からからせんべい
があった。(さすが藤崎・・・ふところ深い!!)
ほんとうは、わたしが大好きな @くぢら餅を遠野の人たちにも
味わって欲しかったが、ここはせっかく庄内菓子の重鎮@古鏡
があったので、これをひとつ包ませてもらった。
この@古鏡というのは、羽黒山のご神体である「池」の中に
千年前から脈々と沈められてきた、古代の鏡を模して発案された、
という正真正銘・庄内たましいの菓子 100年以上の伝統がある。
ところが、実は子供の頃、わたしはあまり好きじゃなかった 笑
もう、あんこと餅を圧縮したような、かたまりみたいだったから。
(あと、雰囲気があまりに古風というか、仏さまのお供えっぽい)
もちろん、あんこも餅も大好きだし、兄貴は好物だったようだから
いつかあらためて、自分用に買って、食べてみようと、思う。
Posted by げん at 19:02│Comments(0)
│えみし普通の日記