またも関東を駆ける

げん

2011年02月02日 00:33





二階建ての新幹線・・・何年ぶりに乗ったことか ビバ新幹線

さて、昨年のクリスマス強行に引き続きわずか1ヶ月でまた
東京にやってきた奥羽越現像・・・

今回の目的は、20代後半のほとんど全ての期間を職場として
過ごした渋谷の某・映画館 そこで苦楽をともにし、皆退職して
のちも10数年つきあいがあるという、おそらく職場内でも珍しい
6人組が数年ぶりに全員集合の新年会!という事であった。
ある者は茨城から ある者は千葉から と散らばった仲間等
がはるばる来るが、なんといっても、一番遠くから来るのが
わたし 笑 東北から来るかしかし

6人組は男4人 女2人で皆30代半ばから40にさしかかっている
が、どいつもこいつも年齢相応でない奴ばかり(笑
奥羽越現像の長年の友であるだけに?サラリーマン然とした者
はひとりもおらず、それぞれの形で自由人であり続けている。

男4人のうち2人は結婚し、なんと今回もうひとりの独身貴族 爆
が、「みんなに彼女を紹介します!!」と宣言してきて
それが今回、なんとしても全員集合せん!と思った理由のひとつ
でもあったか いやあめでたいではないか ちょい寂しいかな?
やっぱりこの奥羽越現像が最後まで残ったなあ 笑
仲間内随一のひょうきん者が連れてきた彼女は、思わず唸る!
正視が申し訳ないくらいの美人さんであったよ。

なんか長々と書きそうなのでできるだけ簡潔にいきませう
今回、ほかに行ったところ




やっぱり来てしまう、吉祥寺 井の頭公園の杜
冬なのに、ベンチでフィドルが弾けるんです 東京の冬は暖かいね
そして、8年住んだ高円寺に ちょっと気になる新参のお店が




『アール座 読書館』 異色の喫茶店です。
熱帯魚の水槽や、植物たちが店内に配置され、古風なのに遊び心
満載 まさに独特の読書・執筆空間を作り出しています。
店内で話をするのは遠慮して、という高円寺らしくない店だな、と
来る前は思っていましたが、実際来てみると、なるほどこれもまさに
高円寺そのものだな、と納得・感嘆いたしました。
次は、おとなり東高円寺 というちょっと盲点、というか地味な街で
すが、どうしてどうして面白い店のかくれた穴場であります




これ、何かというと「鹿の角を彫って作ったカエル」です 見事です
アイヌの伝統的な木彫りを学んだ「和人」木彫り師による店
『Yagate』
若き匠の、新たな挑戦 それが骨や象牙、角の彫刻です。

この小さな店に来るのは、昨年5月の上京時以来、2度目です。
おなじみ?旅の仲間・北本さんと今回も再会し、向かったのです
が、店主の匠・大住さんと北本さんは、北海道阿寒で知り合って
以来の旧知。大住さんは阿寒でアイヌの木彫師・藤戸幸次さん
に師事していたのでした。
実はわたしも、藤戸さんとは東京で何度か会っており、カブで
北海道を旅した時も、お世話になった事がありました。

ところが・・・今回、大住さんは衝撃的な事実を我々に伝えました
藤戸幸次さんが、昨年の夏に亡くなられていたというのです。
実は藤戸さん、阿寒の町でいろいろ思うところあって、作品製作
でいろいろ縁のあるらしい、はるか静岡県に移住していたのです
が、昨年のあの、おそろしい猛暑が北国育ちの藤戸さんを襲い、
さらに家屋が旧く水の供給に不便で、しかも大の酒好きな彼は
脱水症状に陥ってしまったらしいのです。
まだ60歳にも届かない御歳でした あのとんでもなくやさしく
ユーモアにあふれ そしてアイヌ民族の怒りを瞳の奥に秘めてい
た 幸次さんがもういない そう聞いてもなかなか実感が湧かな
いのでした。

夜が近づいてきました。わたしは北本さんと連れ立って、最終
目的地・横浜に向かいます。そこに何が・・・

                           つづくのです  





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