東北本 続々

げん

2011年08月30日 00:37





『東北は、首都へ供給するための兵士も、若い労働力も電力も
 そして自動車の部品も食糧も・・・・・あるだけのものを全て
 出し尽くしたと思う。このうえ土壌も海も汚染されてしまったら
 いったい、何が残るというのだろう』

一番手前の本『「東北」再生』の執筆者のひとりで、宮城県出身
で東京の大学院に通う山内明美さんの一文。

最近、こうした震災を機に出版される東北関連の本が多い。
はじめは、今年9月のストリートジャズフェスの説明会のため
仙台に集まったアイリッシュ演奏家のひとり・村田さんが
「岩手ではなかなか見つからなかったのに、仙台の書店では
 平積みでしたよ」
と見せてくれた一番後ろの本『仙台学vol11 東日本大震災』
だった。
そういえば、震災後の『仙台学』は、赤坂憲雄氏ほか執筆者達
はどうしているのか、と気になってはいた。
不覚にも、この時になって「ああちゃんと新刊出していたんだ」
と知った訳だったが

わたしも是非買わねば、と思い 後日書店に行ったが、同じ
「あゆみBooks」でも青葉通沿いの店と広瀬通沿いの店では
置いてある本が違っていて、最初に入った広瀬通沿いの店には
この『仙台学』のほうがなくて、代わりに?平積みになっていた
のが、写真一番手前の『「東北」再生』だった。

こちらも赤坂先生が参加しているが、『仙台学』のほうが10人
以上の執筆者が4ページずつ書いたものを集めているのに対し
『「東北」再生』は3人の論者がじっくり話し合い生まれたものだ
った。ちょっと立ち読みしただけで、これは自分に必要な情報に
満ちている、と直感したので、こちらも購入した。

つづく ぉぃっ






 










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