2011年01月17日
年末にあったこと Ⅳ
モハーさん「このままだと、『あの曲を出した人』って印象も
なにも残さんまま帰ることになるよ」
確かにそうだ 腐っても今宵は東北代表 (・・・)
「なにか飲みたいの、頼みなよ」
何とモハーさん、わが最強のウィスキー・ラフロイグを御馳走
してくださる かたじけなし!有り難し!!冒険心が戻ってくる
「やりたい曲 あるんだろう!?」
最近練習している、マイナー調のジグ?を口ずさむ
だけど、ちがうな・・・いまこそやりたい曲 あれしかないかも
そういえば、あのセットを大勢で合わせてみたい と夢見てから
ちょうど一年ほどになる
モハーさんにも昨年5月上京の時、この曲の名を聞いたっけ
(わたしは曲名にほとんど頓着しない 今後の課題)
さて 奥羽越現像 ようやく輪の中に戻り、席につく。
今度は、@子さんの真向かい、ボウラン名人のお隣である。
反対側のお隣には、モハーさんが掛けてくれる。
むむむ もうこうなれば!己に迷う間を与えず、弾き出す。
『Tarbolton』
みなさん、合わせてくださる さ、さすが!!
ずっと妄想してきただけあって(笑)現実化する なんて感動!
右のボウランがとにかく勇ましく、頼もしい。
調子こいて、あと2,3曲やってしまう ごめんなさい
「どう!いるんだよこういう子が 世の中には」とモハーさん、
@子さんに初めて会った時の驚きを語ってくれる。
「君はブログで、僕に憧れるとか書いてくれてたけど、正直
なんで?と思ってしまう 笑」
憧れるべき、目指すべき存在はもっと広い世界を見てさがせ
・・という事か 否、否。
仙台で思いがけずアイルランド音楽を始め直してから、
第一の師であるあっちさん TRAD♂さん、大森ヒデノリさん、
小松崎操さんなど 出会った数々のフィドラー、いずれも素晴ら
しい奏者である しかし「こんな風に自分もなりたい」と思わせる
人物というのは理屈ではなく、滅多にあるものではない。
いくらすごくても、葉加瀬太郎にはわたしは憧れないのだ 笑
いうなれば、「弾きざま」に「生きざま」が見えて、それが自分の
センスにピンとくるというところだろうか あんまり書くとモハーさ
ん、こそばゆすぎてもう来てくれない(爆)かもしれんので、やめ
ときましょう。
すっかり立ち席でくつろいでいる、さるさんとも少しだけ会話。
あらためて思うのだが
変な話 この年になって俺は青春してるな、と(爆
たぶんそれは、新しい 面白い事が今になって次々にわたしを
刺激するからだろう。
20代の頃も刺激はあったが、わたしは受身の姿勢だった。
30代に入って、自分で動く面白さを「旅」に求めたが
ようやく今、日常の生活でアクションする術を知り始めたのかも
しれない。
最後になぜか、フィドルに持ち替えたボウラン名人と、ふたりで
クリスマスの曲など弾いてしまう 笑
名人の名は、三上さんと伺った。近く、地元の京都に戻られる
そうな。TRADさんや、「可憐なるS野さん」(あっなつかしい 笑)
の事も存じておられた。
関東での数々の場にて展開されるスリリングなセッション
今後ますます、この巨大都市圏を訪れる口実(笑)は増えそうだが
だからといって、また東京に住みたいとかいう事ではない。
わたしは東北に回帰して、「奥羽越現像」となってから(爆
はじめてこの東京という町と、いい関係になれつつある気がする
のだ。住んでいた頃は、ずっとしっくりこなかったから
それに、仙台の仲間たちの顔が、ずっと思い浮かんでいた。
やはり あの町と人々あっての、今のわたしの音楽生活なのだ。
仙台と東京 東北と関東以西 どちらか一方ではなく
両者の絶え間ない交流、ぶつかりあいからこそ
これからいっそうの 素晴らしい展開が生まれると信じている。
モハーさん、のすけさん、さるさん、そして@子さん
それに全然お話できなかったKIMIさん、はるさん そして皆さん
突然の訪問を暖かくお迎え下さり、ありがとうございました。
*あっあとアイリッシュスチューについてた美味なるパンを持ち帰
り忘れ、痛恨・・・マスター様、申し訳ありませんでした!!