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プロフィール
げん
げん
山形県鶴岡市生まれ。
札幌、東京と移り住み、放浪の旅をへて
東北回帰~ 奥羽越(えみしの国)を拠点
に危なっかしくも面白く生きます。

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2013年02月10日

最近の映画 3


『第9地区』2009年 アメリカ・南アフリカ
          ・ニュージーランド

海外のSFが観たいな・・と思って、気になってた本作
を手に取ったが、前半1時間で、店に返そうと本気で思わ
せた、珍しい映画でした。
とにかく、映像が汚い、殺伐、非人間的で、晩メシ前で
吐き気がして困って(爆)家にあったDVD『スターウォ
ーズ』や『銀河鉄道の夜』を観て必死に忘れようとし 笑
3時間後にようやく晩メシが食えた と すさまじいです。

しかし、その後ネットで多くの人が投稿してるシネマレビ
ューを見たら、意外にも後半が何やら面白そうな感じだっ
たので、思い直しディスクを入れなおし再挑戦 すると・・

何だこれは!?

ものすごく面白いじゃねーか!!!    爆

何だったんだ、あの前半は・・・いや、あの前半だったから、
後半が生きたのか。

一言でいうと、
「未来世紀ブラジル」+「ザ・フライ」+「エイリアン2」
÷?

監督は南アフリカ共和国の人で、「地元を舞台にしたSFが
撮りたかった」と言う。製作が‘ニュージーランドの星’
ピーター・ジャクソンである事も考えると、反ハリウッドと
いうか、いわゆる「地方復権」の動きのひとつとも捉えられる。
冒頭から
「謎の宇宙船は、マンハッタンでもワシントンでもシカゴでもない、
 (南アの)ヨハネスブルグ上空に現れた」
というアナウンスで、その思いが強調されている、と思う。
南アといえば「アパルトヘイト」を思い起こすが、この映画は
異星からの難民と地球人の共生と確執を描きながら、自国の
差別被差別の真実の姿に迫っている・・・のかな

前半は、どいつもこいつも共感できず、エイリアンも気持ち悪
いだけなのだが、後半は印象が変わってくる。
主人公ヴィカスは善良な役人だが、エイリアンを平気で虫けら
扱いし、へらへらしながら残忍な差別行為を重ねていく。
この、善良なはずの人々が無意識のうちに行う、というところ
に差別の厄介な実態があるのか
ところが、ヴィカスの身体があるきっかけでエイリアンに変化
していく事態になって、状況は一変。彼とエイリアンはぶつか
り合いながらも協力し、互いの「本性」を発揮して戦う事にな
る。彼らの真の「魂」に触れた観客には、彼らの外見上の異様
さ、醜さを乗り越えた先の姿が見え、声援を送るようになる。
これが、作者の狙いだったのかな?

とにかく、クライマックスにはガンダムだかザブングルだかも
まっさおなパワードスーツも大活躍!という、楽しい映画にな
っちゃうのだが(笑)エイリアンは昆虫型で、虫嫌いな人には
おすすめが難しいかもです わたしですら赤信号でしたからね
あと、人間の肉片がやたら飛び散るので、そのへんも注意です。

エイリアンはその外見から人間に「えび」と蔑称されてるのだ
が、それって古代の東北人が「蝦夷(えびす えみし)」と
呼ばれてたのに似てない?と思ってしまった。

アフリカ的な、物哀しい歌声も、印象に残りました。  


Posted by げん at 17:51Comments(0)えみし気になる世界

2013年02月10日

最近の映画 2


『小さな泥棒』1988年 フランス映画

日本ではミニシアターブームが起こり、ハリウッド製では
ない、各国の中小独特の映画たちがどんどん入ってきた
時代。フランス映画はハリウッドとは違うセオリーで映画
文化を培ってきたという意味で常に映画の可能性を感じさ
せる存在でした。
この映画は20年ぶりぐらいに観ます 笑
主演の10代の女優 シャルロット・ゲンズブールはわたし
とほとんど同世代です。
まさにフランス映画、という内容
フランス映画を観ていていつも思うのですが、フランス人
って本当にこんなケンカばかりしていて、殺伐としていて、
みんな好き勝手な事して生きてるのかなあ と 笑
自分の欲望に素直なのかな。そういう意味でも、フランス
はどこか憧れの地でした。
でも、お金があったら、スコットランドやアイルランドに
行ってしまうんだろうなあ・・爆

どういう感想文じゃ  


Posted by げん at 17:09Comments(0)えみし気になる世界

2013年02月10日

最近の映画 1


正確には「最近観た」映画 ですが。
映画館ではもう実に2年ぐらい観てないんじゃないかと 爆
かつて渋谷の映写技師時代は週4回は劇場鑑賞だったのに
まあ、実際には、映画というのは月一本で充分なのです。
今年入って、レンタルDVDだけだと3本だけです。

『愛のむきだし』2009年・日本映画

上映時間が4時間近くあるので、DVDは前編・後編に分か
れています。年末に前編、正月明けに後編を観ました。
長いので敬遠していたのと、いつ店に行っても「貸出中」で
ずっと観れなかったというのがあります。えらい人気ですが
本来決して万人受けするような作品ではありません。
ひとつには今をときめく?女優である満島ひかりを「発見」
し生かしきっている作品である事、ふたつには変態・犯罪者
側から描いたアナーキーな内容ながら極上のエンターテイメ
ントに仕上がっているという事だと思います。
監督の園子温(その しおん)はわたしのような自主製作映
画を目指していた輩にとっては本当に昔馴染みであり、ある
意味ずっと英雄的存在でしたが、その独特の変態趣味?過激
な愛情表現などで好き嫌いの分かれる作家でした。
その独特さは本作でも爆発していますが、むしろここまで
昇華したか、と長年の観客は感動を覚えると思います。
とにかく、面白い映画に必要なものを全て備えた作品でした。
  


Posted by げん at 16:56Comments(0)えみし気になる世界

2013年02月05日

最近の写真





近所の、仙台文学館の入り口に立てられた、仙台古来の「門松」です。
仙台で共に音楽をやらせて頂いている、仙台市博物館のせいどうさん
が著作である『せんだい歴史の窓』に紹介、実際の製作にも参加され
ています。これと同じものが、瑞鳳殿や仙台市博物館にも作られてい
ます。思わず感激でした。




Barm'sにて マスターにこっそり?ひとくち戴いた
「グレーンウィスキー」です。
とうもろこしで作る、飲みやすい味わい
これだけでは、初めて飲みました。
個性の強いモルト・ウィスキーとブレンドする事で
数々の絶妙なブレンデッドが誕生しました。
ブレンデッドをみそ汁に例えて、モルトを味噌に、
グレーンを出汁に当てはめる人もいます。  


Posted by げん at 19:38Comments(0)えみし普通の日記

2013年02月05日

仙台の冬

 
2月か・・・この冬も半分は終わったか?
仙台の冬は11・12・1・2・3・4月の約6ヶ月!!
実に1年の半分なのだから。
ちなみに春は5月だけ。
夏が6、7、8、9月。
てな訳で秋が10月だけ。
ようするに、平穏な時期がものすごく短い、という事だ。

仙台は日本一気候がいい、と熊谷達也氏などはよく言うが、
夏は確かに東京よりはマシだけれど、冬はけっこう厳しい。
雪はあまり降らない、といってもやはり降るときは降るし、
今回のように積もった雪がなかなか解けない事もある。
とはいえ、このくらいでないとやっぱり冬じゃない、
東北じゃない、なんて思ってしまうが。

年間気候を見ると、春と秋が長い関東のほうがいいんじゃないか
と思う事がある。ただ、夏の関東はやっぱり避難したほうがいい
な・・・笑
6月になる前に、毎年北海道に渡って梅雨をやり過ごすかの友人。
まさに贅沢な人生サイクルではあるまいか・・・とも思う。

最近、関東で同じ仕事をやってる人に会う。曰く、
「東北の人のほうがアタマ使って生活してるからか、
 仕事のしかたもよく考えていて、要領がいい」
・・そうな。関東では一箇所の職場に業者が混じると、
各々バラバラな動きをして仕事が進めにくいのだとか。
東北はいろいろと厳しい環境のせいもあり、いちいち
考えながら、緊張しながら生活しなければならないと
いう事か。東京方面は確かに環境としては、温暖で
便利な分苦労がないので気が緩むのかな?
ただ、仙台は働く人個々人は優れていても、雇い主が
それに甘えて、ひどく扱う輩が多い気が私はしている。

以前、作家の伊集院静さんが、ゴルファーの宮里藍さんに
「君が聡明なのは一年の半分が冬である仙台で、
 多感な時期を過ごしたからだよ」
と言ったそうだ。  


Posted by げん at 19:10Comments(3)えみし普通の日記