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プロフィール
げん
げん
山形県鶴岡市生まれ。
札幌、東京と移り住み、放浪の旅をへて
東北回帰~ 奥羽越(えみしの国)を拠点
に危なっかしくも面白く生きます。

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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2015年04月30日

あと一日 かな



             
             杜の都 大新緑


自宅にインターネット環境がある、という事

あらためて、まさにこれは悪魔のささやきだな・・と思う 笑

とにかく、際限なく「検索欲」が噴出してしまうのである。

ここ数日で検索した事柄・・・一部抜粋

@「めやぐ」について(津軽弁で「すまん」みたいな意味)

@スザンヌ・サンドフォーさんについて
    (映画『オブリビオン』EDを歌っていたシンガー)

@麹屋りんりんさんについて
 (花火があまりに好きで秋田・大曲に移住してしまった
  という若き女性落語家さん)

@本当は住みづらいワーストタウン!?吉祥寺について

@「義経は生きていた!?」(動画 3本立て)

@歴代大河ドラマ オープニング(動画)
 (龍馬伝→平清盛→風林火山→天地人→そして独眼竜
  政宗 おまけに大河じゃないけどレッドクリフ)

延々と、深夜まで検索してしまうのである・・・
しかし、おそらくこれも今日明日までである。
やはり、わたしのパソコンは、家では原稿書きマシン限定
になってもらった方がいい。

とはいえ、実は最近、小説やコミックが、ヒット続きだ。



小説 ロバート・ヤング短編集『たんぽぽ娘』

これは長らく、幻の傑作SFと呼ばれてきた、時間旅行もの
の逸品。日本でも梶尾真治『エマノン』シリーズのように、
いい作品なのに絶版で忘れ去られていた、もしくはいまも
忘れ去られているものは結構多いようである。
ほかの短編作品も、なかなかドラマティックで味わい深い。
空を飛ぶクジラ、銀河帝国の脅威に晒される平和な惑星、
など 日本の大原まり子に影響を与えたか?と思える
モチーフもかなり見られた。



第三巻が出た!青森県弘前市在住の漫画家による、
弘前が舞台の「魔女もの」 ふらいんぐ うぃっち
1巻目はヘタな絵でもいい味が出ていて、2巻目になると
絵が上手くなる代わりに面白みが薄れた感があったが、
ここにきて絵と話、両方がいい具合にパワーアップしてきた。
もはや、宮○アニメの無国籍魔女ものと比較する必要もない。
奇遇だがこれにも「空を飛ぶクジラ」が登場する。岩木山上空
を巨大なクジラが浮遊する様など、想像するだにゾクゾクする
まさに、真の地方発信センスオブワンダーがここにある。



そして、極めつけ。わたしはマイナーなものに魅かれる傾向
が強いが、本作は目下、巷でも大ヒット中のコミックである。
『ゴールデンカムイ』
はじめ、アイヌ民族の少女が表紙を飾っていて、一抹の不安
というか、抵抗感があった。過去、日本人作家がアイヌ民族を
題材にして、問題になった事が何度もあるからだ。
しかし、本作は素晴らしい。作者は北海道札幌近郊の北広島
出身で、これまでも地元にこだわった題材で描いているのだが、
今回は日露戦争の帰還兵と、アイヌ少女との交流を「食」文化
の観点から笑いを交えて描き出し、アイヌ文化への深い共感と
理解を促す。物語全体は帰還兵たちの金塊をめぐるハードボイ
ルドな戦いの連続で、残酷シーンもあるが、つまりこれは命がけ
の戦争を生き抜いてきても見返りの少なかった兵たちによる、
「北海道征服」という一大テロリズムであり、その根幹にアイヌ
たちの存在が絡んでくる、というまさに北海道作家ならではの、
「地元を問う」「地元にぶつかっていく」渾身の作なのである。

最近、札幌の政治家や、「わし」と自称する奇妙な漫画家の
「アイヌは、もういない」 「アイヌという民族は存在しない」
などという愚かしい発言が相次いでいて、それに反発する声が
一冊の本になるほどである。
これについては別項で後々触れたいが、一体、この者らの
狙いはどこにあるのだろうか。
『ゴールデンカムイ』は世にはびころうとするアイヌ民族への
無理解への流れに一石を投じる事になるかも知れない。




  


Posted by げん at 03:41Comments(0)