2010年11月02日
西部劇を楽しむ
昨日なかなか止まない雨を口実に、休日の日中をDVD
映画鑑賞に費やしてみました 久々の洋画です。
最近ケヴィン・コスナーってどうしてるのかな?と思ったら
しっかり新世紀にこんな西部劇を作ってました・・
『ワイルドレンジ 最後の銃撃』です。
いや、これすごい良かった!わたしは好きです。
どうも、「テンポが遅い」とか「余計なシーンが長い」とか
いう評価が多いようなんですが、わたしは映画にはむしろ
生活の部分とか、他愛ない会話とか、どんどん入れて欲
しいと思うほうで、それが大好きなSF映画や西部劇なら
尚更楽しめる!と信じているのです。
ストーリーとしては、『OK牧場の決闘』のような西部の街
での復讐の決闘劇ですが、とにかく男たちの味わい深い
会話、町の人々とのユーモアあふれるやりとりに癒されま
す。そしてまた、アメリカ西部の自然のすさまじさと、それ
を笑ってやりすごす人々のたくましさに感動するのです。
雨のなか観た映画ですが、この映画の中でもすごい雨が
何度も降っていて(笑)あの見慣れた西部の街が豪雨で
川みたいになってしまうのにビックリでした。
わたしの好きなシーン 主人公2人が決闘前に
「死ぬ前に甘いもの食っておきたいな」
といって、店に入って菓子を選ぶところ
「これ最高ですよ!口の中でとろけますよ~!」
とヨーロッパの高級菓子をすすめる店長に、
「きみは食べたことあるのかね?」と聞くと
「いえそれが・・・あまりに高いので自分らは食べてない
んです」
そこで値段も聞かずにその菓子を買ってひとくち
「うまい!さすがに高いだけあるな」
それを店長にも食べさせる
「店に置いてるのに、自分はその味を知らないなんて・・
そんなもったいない事はないじゃないか」
写真は、何かと2人を助けてくれる馬舎のじいさんに、
とびっきりの葉巻をプレゼントするシーン
このじいさんを演じてるのが、もう亡くなられているのです
が、マイケル・ジェッターといって『フィッシャーキング』で
は見事な歌とダンス!を披露する中年オカマホームレス、
『グリーンマイル』では残忍な獄監に電気イスで焼きころ
される優しい死刑囚、など強烈すぎる印象を残してきた
名脇役。ここでもいい味を出しています。
他に、『ハリーポッター』シリーズで2代目ダンブルドア校
長を演じるマイケル・ガンボンが町民を口汚くののしる大
悪党だったり、定着しがちなイメージも壊してくれて新鮮
あと、肝心の決闘・銃撃シーンも現実味があってなかなか
見応えがあります
Posted by げん at 20:29│Comments(0)
│えみし気になる世界